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シロVSモフモフ 夜の鉢合わせ [鉢合わせ]

夜はやっぱり野ネコの時間。
星明かりはなくとも、
都会にはいつも電灯の明かりがある。
ネコはヒトの6ぶんの1の光量があれば、
ものが見えるそうだから、
都市部の夜道は、
じゅうぶんまぶしい世界なのだろうか。

私にとっては真っ暗闇でも、
野ネコはきちんと何かを見ている。
日もとっぷり暮れた日曜日。
ん?白いネコ?
10メートルくらいまで近づくと、
こっちをチラ見しながらもうずくまり体勢は崩さず。
野ネコ
こんな体勢をとっているときは、
必ず対面にいる! 
シロしか見えないんだけど、フラッシュたいて押しちゃうよ!カチャ
野ネコ
いました! 見えないけどモフモフだ!

モフモフは下に行こうとし、シロは上に行こうとし、
結果鉢合わせ、といったところかな。
お互いできれば誰にも出会いたくないのだから。

ネコの序列はゆるやか。
時間帯でも違うし、場所でも違う。
このふたり、同くらいの格の野ネコではないだろうか。
うわ、びっくり! で同時に腰を落とした様子。

さて、どうするの?
10メートルの距離を保って見続けた。

シロがくるりと向きをかえて、元きた道へ。
そしてモフモフがどてどてと、
身をやや低くしながら、自分の進みたかった方向へ。
野ネコ
野ネコ
肉眼だとほとんどわからないのだけど、
カメラにうつるかぎりでは、立派な毛並みだねぇ。
野ネコじゃないのかしら?

ネコは、物理的に上にいるほうが原則優位になる。
このふたりは実際は同格でも、
階段の上にいたモフモフのほうが、
あの状況下では優位になるのかな。
結局シロは退いたんだもの。

ネコ科は、エイ! と牛若丸みたいに飛びかかり、
首筋噛み付いて獲物を仕留める。
となると、やっぱり階段の上と下で鉢合わせた場合、
下にいるものが道を譲るのが筋なのだろうねぇ。
今度から鉢合わせの譲り方を気にして見てみようっと。

ほいでそのあとシロとモフモフがどうしたかというと……
シロはピョンと植え込みの石塀に飛び乗った!

モフモフが近づくと、シャーッ!!!!!!!
わざわざモフモフに向かって横を向き、背を丸くして毛を逆立て……
来んじゃニャー!!!!
野ネコ
威嚇していた。

もうこの場面ではモフモフは、引くしかない。
野ネコ
いったんシロとは違う方向を向き、
石塀に飛び乗ったのだが、
そこでじっとうずくまる。

その間にシロはというと……
野ネコ
すたこらさっさと去っていった。

でもこの耳、モフモフのほうに向いているよ。
やっぱりシロのほうがビビリな個体だったのかな。

野ネコの鉢合わせはちょっとスリリング。
勝敗に何かパターンがあったらおもしろいなぁ。

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